こんにちは、兵庫県加古川市・播磨町で学習塾「ニードモアアカデミー」を運営している三浦です。
ポッドキャスト「ニードモアの聴く塾便り」#5のテーマである「英語学習の本当の楽しさ」について、語った内容を、詳しくお伝えしていきます。
多くの子どもたちが「苦手」と感じる英語ですが、実は言語学習には大きな楽しさと可能性が秘められています。成績向上はもちろん大切ですが、それだけでなく「英語を学ぶ楽しさ」を見出すことができれば、自発的な学習へとつながります!
英語嫌いの生徒が多い現状
当塾でも感じることですが、英語が「嫌い」「苦手」という生徒さんは非常に多いのが現状です。テストで点数を取ることや文法規則を覚えることが中心になってしまうと、言語学習の本来の楽しさが見えにくくなってしまいます。
しかし、言語学習の本質は「コミュニケーション」と「新しい世界の発見」にあります。その視点から英語を見直してみると、全く違った姿が見えてきます。
英語との向き合い方
– 河村は洋楽から英語への興味が湧いてきた
土山校担当の河村の場合、英語との出会いは小学校5、6年生のときになんとなく耳に入ってきた洋楽がきっかけでした。最初は歌詞の意味よりも「どう発音しているのか」「どんな風に歌っているのか」という音そのものに興味を持ったそうです。
実は、これは非常に自然な言語習得の入り口なのです。子どもが母国語を覚えるときも、最初は意味を理解する前に音を真似することから始まります。
「最初は歌なので、発音がつながったり、アクセントが変わったりしますが、聞いたものを真似すれば、英語ができなくても洋楽は歌えるんです。」(河村)
そこから徐々に「歌詞の意味も知りたい」「どういう内容の曲なのか理解したい」という欲求が生まれて、単語や表現を学んでいく意欲につながっていきました。
翻訳の面白さ – 言語の奥深さ
言語学習には単にその国の言語を学んでいくだけでなく、その国の価値観や文化も同時に学んでいけるという魅力があります!
英語と日本語の間には、直訳では表現できないニュアンスや文化的背景があるのです。
例えば、シェイクスピアの有名な台詞「To be or not to be」は「生きるべきか死ぬべきか」と訳されています。
これは単なる単語の置き換えではなく、文化的・文学的な解釈を含んだ翻訳です。
また、映画「A.I.」のなかで登場したAIロボットとの別れのシーンで「I am, I was.」というセリフが「僕は生きた。そして消える。」と訳されている例も。
このような翻訳の面白さを知ると、言語は単なる情報伝達の道具ではなく、その背後にある文化や思想を理解するための窓であることがわかります。
実際のコミュニケーション体験の大切さ
言語学習において重要なのは「成功体験」です。実際に英語を使ってコミュニケーションがとれた、自分の言いたいことが相手に伝わったという経験は、大きな自信とモチベーションになります。
河村は中学2〜3年生の頃、神戸で外国人観光客に道案内をした経験があるそうです。
「中学生だったので、もちろんつたない英語でした。『This train no stop Sannomiya』『You need change train』など、文法的には間違っていたと思います。でも、伝わって『Thank you』と言われたことが大きな成功体験になりました。」(河村)
この経験は、「もっとうまく伝えられるようになりたい」というモチベーションにつながり、さらなる学習意欲を生み出しました。

英語は比較的学びやすい言語
世界の言語の中で、英語は実は比較的学びやすい言語です。日本語とは確かにかけ離れていますが、他の言語と比較すると構造がシンプルな点が多いのです。
英語のシンプルさ
- 文法構造がシンプル: 基本文型が5つしかなく、例外が少ない
- 名詞のジェンダーがない: ドイツ語やフランス語では名詞に男性・女性・中性の区別がある
- 動詞の活用が少ない: 3人称単数のsなど一部を除いて、人称による動詞の変化が少ない
- 特殊文字がない: 26文字のアルファベットだけで表記できる
世界中の難しい言語
- ドイツ語: 名詞に男性・女性・中性の3つのジェンダーがあり、それぞれ冠詞が変わる。また、喉の奥からの特殊な発音が多い。
- 中国語: 四声と呼ばれる声調があり、同じ発音でも声の上げ下げによって全く意味が変わる。また、数千の漢字を覚える必要がある。
- フィンランド語: 15の文法格があり、名詞や形容詞の語尾が状況によって変化する。また、単語が非常に長く複合的。
- アラビア語: 右から左へ書き、母音をほとんど表記しない文字体系。喉から出す特殊な発音が多く、地域による方言の差が大きい。
- ハンガリー語: 35もの文法格があり、ヨーロッパの言語でありながら印欧語族に属さない孤立した言語体系を持つ。
現代の英語学習ツール – スマホで手軽に
情報通信技術の発達は言語学習においても大きな利便性をもたらしました!
英語学習のためのツールが豊富にあります。河村が使用しているDuolingoのようなアプリでは、日常的に使える表現や会話を10分程度で学べます。
こんなに恵まれた時代なのでこれを活用しない手はない!!
まとめ – 英語学習の本当の楽しさを見つけよう
英語学習は単に「テストで良い点を取る」ためだけのものではありません。新しい世界の見方を得る、異なる文化を理解する、実際にコミュニケーションを取る喜びを感じるなど、様々な楽しさがあります。
当塾でも、学校の成績向上はもちろん重視していますが、同時に「英語の楽しさ」をそれぞれの生徒さんに合った形で伝えていきたいと考えています。
皆さんも、ぜひ自分なりの英語学習の楽しさを見つけてみてください。それが長続きする学習の秘訣になるはずです。
- 洋楽や洋画から入る
- 実際に使ってみる機会を作る
- スマホアプリで気軽に続ける
英語は世界への扉です。
その扉を開ける鍵は、「楽しさ」を見出すことにあります。言語を学ぶことはあなた自身の可能性を広げる旅なのです。この旅を楽しむことができれば、英語はもはや「科目」ではなく、あなたの人生を豊かにする大切なツールになるでしょう!!

ニードモアアカデミーは、兵庫県加古川市・播磨町で小中高生向けの学習指導を行っています。2025年の高校入試では全員が第一志望校に合格する素晴らしい実績を残しました。新しいポッドキャスト「ニードモアの聴く塾便り」も始まりましたので、ぜひご視聴ください!!
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